今回は、登山歴15年の筆者が、これから登山を始めたい初心者さんへ詳しくアドバイスします!
今でこそ、休日起きたときに晴れていたら「どっか登りに行くか!」と急いで準備して出かけることもありますが、最初の頃は念入りに計画を立てて3日前までには荷物の準備をしていないと落ち着きませんでした。
何年、何回と登山をしていても
日差し強いのにサングラス忘れた!
登山計画も大事なこと調べてなかった!
と、なることもまだまだあります。
ここに書いてあることは、当たり前のことですが、とても大事なことです。
登山初心者の方が、何事も無く、無事帰ってくるため。快適でワクワク気分な山行をするための内容になっています。
安全、安心、ワクワク登山を楽しみましょう♪
まずは行く山を決めよう!
登山ブログやアプリ、本などで行きたい山を調べてみましょう!
まずは、頂上まで1〜2時間で登れる山へ行ってみよう!
1.家から登山口までの距離
登山口までの距離が遠いと運転時間が長くなり、行き帰りの運転が大変になるため、私の場合は遠くても運転時間を片道2時間以内にしています。
疲れて帰るときの長距離運転はキツいよ・・・
2.歩行時間、歩行距離
山の標高が低くても、ゆるやかな道で歩行時間が長い場合や、いくつか山を越えて行くルートの場合もあります。
また、参考にしている情報を投稿している人の歩行速度にも注意!
月に何度も登山をしている人は体力があり、歩行速度が速い方が多いです。
体力に自信がない場合(私みたいに)は、登山地図に書かれている歩行時間よりも少し余裕をみるくらいが安心です。
3.標高差
こちらも必ず調べてほしい内容です!
例えば標高は同じ1,000mの山でも、登山口が200mのところにあるのか、800mのところにあるのかでは歩く距離が全然違いますよね!
歩く時間が短くても標高差が激しいと筋力や技術が必要になります。
4.難易度
今、行こうとしている山はあなたの体力や技術に見合っていますか?
自分の体力以上の山を歩くのは本当にツラい・・・
標高に関係なく、岩場や鎖場、直角の梯子がある道もあるため、どんな道のりかを調べるのも大事です!
私は最初の頃、登山計画が甘く、何度もヘトヘトで泣きそうになりながら歩くことがありました。
もう歩けない!誰か運んで!
早くお家に帰りたい!
そんなことにならないように、下調べをしっかりしてくださいね!
5.登る時期・季節
標高や地域によって、暑さ、寒さも違えば雪が何月まで残っているかも違います。
もう雪解けの季節かと思って登った山で、上はまだ雪が積もっていてルートが分からなくなった経験あります。
あのときは道が分からなくなって本当に怖かった!
登山ブログやアプリ、インスタなどで同じ時期や近い日に行った人の写真を見て、服装や雪の状況などを見るのがおすすめです。
登山用のGPSアプリをスマホに入れておくと安心
登山中に自分がいる場所が分かると、あとどの位で山頂に着く予定なのか、道は間違っていないかなどが確認できて安心です。
無料版がある、おすすめ登山用GPSアプリ
どちらのアプリもオフライン状態でも自分の現在位置が地図上で分かるようになっています。
また、登山中の自分の現在位置を家族やパートナー、友人にお知らせできる機能があるため、帰りを待っている人の安心にもつながります。
装備・持ち物の準備
登山装備で必要なものは沢山ありますが、登山初心者のときに悩んだのが『どこまで揃えるか』ということ。
全部を揃えると何十万とするので、一度に買うのは私は無理だった。
最初は最低限のものだけ購入。あとは代用品で!
次のような場合は代用品で登ることもできます。
- 標高500mくらいまでの、道が整備された里山
- 雪が降ってなく、山に残ってもいない
代用が効く装備と持ち物リストを下で紹介するよ
登山装備と代用品
装備名 | 代用品 |
---|---|
登山靴 | 登山道が整備されている山であればスニーカーでもOK |
ベースレイヤー ※長袖Tシャツ | 登山用ではなく、ユニクロのスポーツ用ウェアなどでも。 吸汗・速乾性があるものがおすすめ |
防寒着 | フリースやウィンドブレカーなど、動きやすく保温性があるものを |
トレッキングパンツ | 動きやすいトレーニング用ウェアなど |
レインスーツ | 雨合羽〈あまがっぱ〉 |
帽子 | お手持ちのキャップなど |
手袋 | 軍手 |
ザック (リュック) | お手持ちのカジュアルリュック |
ただ、1回登山に行ってみて、次も行きたいと思ったら登山靴だけでも購入をおすすめします!
登山靴はソールが滑りにくくなっていたり、でこぼこ道でも足裏に負担が少ない設計になっているため、山での歩きやすさが全然違います。
低山持ち物リスト
ここでは最低限の持ち物をご紹介します。
持ち物名 | 説明 |
---|---|
日焼け止め | 紫外線を浴びてもシミにしないために! |
リップクリーム | 紫外線で唇を乾燥させないために |
昼食・行動食 | 頂上でのランチも登山の楽しみのひとつ。 エネルギー補給のために行動食も大切です |
ゴミ袋 | 使い古したジップロックのイージージッパーが臭いももれないのでおすすめ |
タオル | 汗拭き用に |
水(飲料水) | 私は最低でも500mLのペットボトルを2本は持っていきます |
ティッシュ | 私は運動すると鼻水出てきちゃうので必需品です |
エマージェンシーキット | 絆創膏や消毒液、普段飲んでいる薬など |
当日困らないために!前日までにやっておくと良いこと
準備万全で安心して出かけよう!
充電が必要なものの確認
モバイルバッテリーなど、充電が必要なものを持って行く場合は登山中に困らないよう、前日までに確認しておいてください。
荷物の準備・買い出し
登山は朝早くから出発することが多いため「足りないものがあった!」と思ってもお店が開いてないことも。
また、行動食などはコンビニよりもスーパーで買った方がお得な場合が多いので、前日までに用意しておくのがおすすめです。
登山を楽しむためのコツ
ちょっとしたことに気をつけると、登山がより楽しくなります!
自分のペースでゆっくり歩く
「喋りながら登れるくらいのペースで歩くのがちょうど良い」と言われています。
行動食は少し多めに持って行く
登山は長時間歩き、エネルギーを多く消費します。
お腹が空いたままエネルギー補給をせずに歩いていると「シャリバテ」と言って、血糖値が下がり、力が入らない状態になってしまうことも。
登山中は、昼食以外にもこまめにチョコやパン、栄養食品などを食べると快適登山につながります。
登山のマナーもできると素敵
同じ山好き同士、気持ちよく歩けるように。
自分自身の安全のために。
たまに疲れすぎて声が出ないこともあるけど・・・
万が一、遭難したときに挨拶した人の目撃情報から早期救出につながることもあるので、自分のためにも挨拶はしておきましょう!
挨拶から会話が弾んで、山の情報を話してもらえることも多々あります!
「登っている人は足元を見ていることが多く、下りの人の方が先にすれ違いに気付きやすい」、「登りの人のペースを崩さないため」などの理由から登りが優先とされています。
ただ、状況を見て、避けやすい場所に近い方が道を譲るなど、お互いの安全を優先に考えられると素敵です!
初めて登山に行く人によく聞かれること
最後に
もしお友だちや知り合いに登山経験者がいたら、最初は連れて行ってもらうと安心です。
また、旅行会社や登山専門店が開催しているツアーに参加してみるという方法もあります。
最初から本格的に登山を学びたいという方は山岳会に入るのもおすすめ。
山岳会は技術を学べるメリットもあるけど、ミーティングへの参加や登山に行ったら報告書を書くという決まりがある団体もあるので、入会の前に見学に行くことをおすすめします!
自分に合った方法で安心・安全に登山を楽しんでくださいね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
みなさんもワクワクする素敵な山行を!